教員の時間外労働 法整備での制限求める署名提出

 NHKニュース1月22日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180122/k10011297241000.html

教員の長時間勤務が問題となる中、過労死した教員の遺族などが文部科学省に対して、法律で教員の時間外労働に上限を設けるなど、より実効性ある取り組みを求めておよそ50万人分の署名を提出しました。
署名を提出したのは過労死した教員の遺族や教育分野の研究者らで作る団体です。
一行は、文部科学省を訪れ、教員の時間外労働に法律で上限を設けることなどを求めたおよそ50万人分の署名を丹羽副大臣に提出しました。
教員の時間外労働については、「過労死ライン」とされる月80時間を超えるケースが6割に上ることが明らかになり、文部科学省の審議会は先月、教員の勤務時間に上限の目安を設けることを決めました。22日の申し入れは、国のこうした方針は評価しながらも、法律を整備するなど、より実効性を持たせるよう求めています。
中学校の教員だった夫をくも膜下出血で亡くし、その後、過労死の認定を受けた工藤祥子さんは「署名してくれた教員の中にも『署名しても変わらない』という声があった。実効性のある政策が、学校現場に届くように根気強く訴えていきたい」と話していました。

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