「団交拒否は不当」桜美林大非常勤講師、県労委に申し立て 労働組合 (10/29)

「団交拒否は不当」桜美林大非常勤講師、県労委に申し立て 労働組合
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社会 神奈川新聞  2019年10月29日 21:51

〔写真〕不当労働行為の救済を申し立てた組合関係者ら=県庁

 桜美林大(東京都町田市)の非常勤講師らが加入する労働組合は29日、不当労働行為の救済を県労働委員会に申し立てた。英語教育プログラムの外注を決めた同大を運営する学校法人桜美林学園に対し、雇用の確保や収入の安定化などを話し合う団体交渉に応じるよう求めている。

 救済を申し立てた「首都圏大学非常勤講師組合」(横浜市中区)によると、同学園は7月、来年度から同大芸術文化学群の英語教育プログラムを外注すると発表。年間72時限の講義全てを非常勤講師が担当しており、解雇や雇い止め、担当科目の大幅減少につながりかねないとして同月、学園側に団交を申し入れた。

 だが、交渉担当者と当事者の出席を要求する労組と、代表者同士の交渉を求める学園側とで調整が難航。労組が抗議し、交渉日程を再提示しても学園側は団交を拒んでいるという。

 29日に県庁で会見した労組の志田昇委員長は「外注化はほかの大学でも進んでおり、ここだけの問題ではない」と訴えた。一方、同学園広報課は「これまで代表者と交渉を続けており、一方的に団交を拒否していない。申立書を確認し、しかるべき対応を検討する」としている。 

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