まる子の祖父・友蔵が訴え 不安定な声優・俳優に「労災保険の保護を」 (3/1)

まる子の祖父・友蔵が訴え 不安定な声優・俳優に「労災保険の保護を」
https://mainichi.jp/articles/20200229/k00/00m/040/277000c
毎日新聞2020年3月1日 06時00分(最終更新 3月1日 06時00分)

〔写真〕インタビューに答える島田敏さん=東京都内で2020年2月13日、長谷川直亮撮影

 「友蔵 心の俳句」――。テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の「おじいちゃん」こと、さくら友蔵や、「ドラゴンボール」の「ブロリー」の声などで知られる声優の島田敏(びん)さん(65)。キャリア40年以上のベテランです。声優や俳優らで作る「日本俳優連合」(日俳連、西田敏行理事長)の理事でもあります。声優や俳優は今も昔も個人事業主扱いで、けがや病気の際に頼りになる労災保険の対象外。そんな現状に日俳連はあらがい、労災保険の適用を厚生労働省に求めています。島田さんに胸中を聞きました。

 <若い頃の島田さんは俳優志望で、声優には興味がなかった。日本が高度経済成長を遂げた1970年代。ブラウン管からはセリフを日本語に吹き替えた洋画が盛んに流れ、偶然その収録に参加したことが、この世界に入るきっかけになる。当時はアラン・ドロン役などで知られる野沢那智さんらが人気を集めていた> 

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