新型コロナ検査、6日から保険適用に 厚労省 (3/4)

<新型コロナ>あすから公的保険で検査 患者の自己負担なし
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202003/CK2020030502000148.html
東京新聞 2020年3月5日 朝刊

厚生労働省は四日、新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査に関し、六日から公的医療保険の適用対象にすると発表した。検査は、医師が必要と判断すれば保健所を通さずに可能となる。感染拡大を防ぐため、患者が検査を受けられるのは感染防護が整った医療機関に限定される。費用は公費で補填(ほてん)するため患者の自己負担はない。

 現行の検査は、医師から依頼を受けた保健所が認めた場合に限定。保健所が断るケースが問題となっている。保険適用により、設備の整った医療機関や委託を受けた民間検査会社で幅広く実施できるようになる。

 検査を受けるには、これまで通り、各地に設置された「帰国者・接触者相談センター」が医療機関を紹介する。対象の医療機関は、全国に約八百六十ある「帰国者・接触者外来」を設置する病院が中心となる。

 検査は外部の民間検査会社などに委託できる。厚労省は、医療機関がサービスの対価として受け取る診療報酬は外部委託する場合は一万八千円、医療機関内で実施すれば一万三千五百円とする。患者は本来このうちの一〜三割を窓口で払う必要があるが、この負担をなくす。


新型コロナ検査、6日から保険適用に 厚労省
https://mainichi.jp/articles/20200304/k00/00m/040/331000c
毎日新聞2020年3月4日 23時42分(最終更新 3月4日 23時42分)

〔写真〕厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は4日、新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査について、6日から公的医療保険を適用することを明らかにした。感染症指定医療機関や新型コロナウイルス専門の「帰国者・接触者外来」、都道府県が指定する医療機関で検査を行った場合、通常1〜3割の自己負担分は公費で賄う。

 検査は、患者のたんやのどの粘液からウイルスの遺伝子を調べる「リアルタイムPCR法」。【原田啓之】 

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