厚労省は、2019年12月、うつ病などの精神障害の労災認定基準に関する専門家検討会を開催し、「認定の要件となる、業務による強い心理的負荷にパワハラを明記する方向だ。被害者の申請が容易になり、労災を認定しやすくなるとみられる」「認定基準の改正は、パワハラ防止に向けた法律や指針の整備を受けた対応。今後パワハラの要件などを詰め、来年6月以降に新基準を適用する」と報じられていました(労災基準にパワハラ明記へ 精神障害で議論開始―厚労省(時事通信2019.12.17))
6月以降に適用される新基準についての最終段階での報告書です。
なお、「認定基準を巡っては昨年5月、過労死問題に取り組む弁護士の団体が見直しを求める意見書を厚労省に提出。時間外労働の目安「過労死ライン」を現在の月80時間から同65時間程度にすることなどを提案した。厚労省はこうした外部からの意見も踏まえて見直しを進めていく」と報じられていました(過労死認定基準、見直しへ パワハラ防止改正踏まえ(日経新聞2019.11.1))。
第5回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11184.html
令和2年5月11日
【照会先】
労働基準局 補償課 職業病認定対策室
室長補佐:中村 昭彦 (5569)
(代表電話) 03 (5253) 1111
(直通電話) 03 (3502) 6750
資料
配付資料
精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会報告書 https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000629051.pdf
資料1−1 業務による心理的負荷評価表に係る具体的出来事等の修正 https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000629058.pdf
資料1−2 業務による心理的負荷評価表 https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000629061.pdf