青年ユニオン、6月に結成へ 新潟

青年ユニオン、6月に結成へ 新潟
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=110171

 派遣社員やフリーターなどとして働き、職場に労働組合がない若者らを対象に、個人で加入できる労働組合「にいがた青年ユニオン」(仮称)が県内でも結成されることが10日、分かった。6月22日に新潟市内で結成大会を開き、活動を始める。
 県労連ユニオンと提携し、一方的な解雇や残業代の未払いなどに対し、必要に応じて企業との団体交渉を行う。対象は県内全域の40歳未満の労働者ら。収入に応じて納める組合費で活動する。
 県内で個人加入できる組合は現在、連合傘下のにいがたユニオンや、新潟地域一般ユニオンなどがあるが、若者に特化した組織は珍しい。「青年ユニオン」は全国では13都県で組織されている。
 若者有志が昨年7月から準備会を開いてきた。事務局を務める同市の団体職員西沢博さん(27)は「パワハラやサービス残業などに悩んでいても労働者としての権利が分からず、苦しいのは自分のせいだと思ってしまう若い人が多い。相談に乗れる駆け込み寺が必要だ」と話し、参加を呼び掛けている。
 結成当初は10人ほどの予定。その中には、派遣社員などとして約6年間働いた加茂市の製造会社から、4月に突然雇い止めされた五泉市の男性(34)もいる。男性は同社への直接雇用を求めて活動しており、青年ユニオンの支援を受ける方針だ。
 結成大会は6月22日午後1時半から、新潟市中央区のクロスパル新潟。問い合わせは準備会事務局、025(222)2275。

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