派遣労働者「数」の実態

    派遣労働者数は「平成18年度派遣事業報告」によれば、全国で321万人(大阪437,005人)と公表されているが、うち一般労働者派遣事業の「常用雇用労働者」が全国で645,767人(大阪65,118人)とあり、以前からこの数字に疑問を持っていたことから、大阪労働局職業安定部に電話で問い合わせてみた。一般派遣事業の常用雇用労働者とは、派遣会社とは別に一般派遣事業登録をした企業が、雇用した労働者数をさしてる。偽装請負などが発覚したため、一般企業が雇い入れた「常用」労働者を派遣させ、派遣先が無い時は派遣事業以外の本体事業で働かせている。とは言え、有期労働者も雇われ派遣もさせられている。大阪では労働局に約7000事業所が登録されているが、うち80%の企業(例えば運送業者)が派遣業と兼業している。また、「登録者」とは1年以内に派遣就労した経験をもつ登録者、登録だけしている労働者は除かれている。もうひとつ、一般派遣事業の「常用雇用以外の労働者(常用換算)」数、すなわち登録派遣労働者数である。一般の登録型派遣労働者は派遣期間が様々なため、何人とカウント出来ない、そこで、常用雇用者を除く登録型派遣労働者の年間総労働時間数合計を常用雇用労働者1人当たりの年間総労働時間数で除した数字を、「人」に置き換えたもので、仮想人数である。「派遣労働者は321万人」とはこれらの合計であって、実数でない。日雇い派遣労働者数は、「1日5万人」とも推定で言われているが、本年12月には、初めて事業所報告書で一部公表されるとのこと。しかし、労働時間それもどこまで正確かどうか分からない時間数でカウントされる派遣労働者数、尊厳さもなく、悲しい数である。派遣労働の規制、禁止を! (副会長・大阪労連副議長 服部信一郎)

表現が分かりづらいかも知れません、元データーは  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/12/h1228-2.html
大阪の数字は 大阪労働局のHPにあり。ご自身で確認を。

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