集団的自衛権:容認、許さぬ!…東京で集会とデモ

毎日新聞 2014年04月08日

旗などを手に改憲反対を訴え、国会議事堂(中央奥)に向かいデモ行進する大勢の人たち=東京都千代田区で2014年4月8日午後7時53分、小出洋平撮影(省略)

 閣議決定で憲法解釈を見直し、集団的自衛権の行使を認めようという政府の動きに反対する市民の大規模な集会が8日夜、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂であり、参加者約5000人(主催者発表)が集会後、国会周辺をデモ行進した。

 「解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ」と名付けられた集会で、スピーチに立った作家の大江健三郎さんは「犠牲によって出来上がり、67年間守り抜いてきた精神を、民主主義的ではない方法でぶっ壊そうとしている」と安倍政権を批判。「次の時代の平和と民主主義を守るために私たちができるのは、デモやこうした集会だ。しっかりやりましょう」と呼びかけた。【和田武士】

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