副業でキャバクラ従業員を送迎 大阪市職員、停職半年

朝日新聞 2014年6月30日

 大阪市は30日、大阪・ミナミにあるキャバクラ店の女性従業員を深夜に自家用車で送迎する副業をしていたとして、水道局粉浜営業所の男性事務職員(56)を停職半年の懲戒処分にしたと発表した。地方公務員法違反(営利企業などの従事制限)にあたる。職員は同日付で自主退職した。

 市水道局によると、職員は2011年2月から今年5月にかけて、午前0〜5時の時間帯に月20日程度送迎をしていた。3年余りの間に、少なくとも420万円程度の報酬を店から得ていた。確定申告はしていなかったという。

 昨年4月から市に複数回文書による情報提供があり、発覚した。市の調べに対し、「住宅ローンや子どもの学費もあり、生活に困窮していた」と話しているという。

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