女性管理職、20年に3倍 トヨタ系各社で目標広がる

朝日デジタル 2014年10月21日

 トヨタ自動車系部品大手のアイシン精機は、課長級以上の女性管理職の人数を、2020年に現在の3倍に増やす目標を設ける方針を固めた。同様の目標を豊田自動織機も決めたほか、トヨタやデンソーもすでに公表しており、「20年に3倍」の目標がトヨタグループ内に広がっている。

 アイシン精機は、いま22人いる課長級以上の女性管理職を約60人に、豊田自動織機も25人を約75人にそれぞれ増やす方針。両社とも、出産後も女性社員が仕事を続けやすくするなどの対策の検討を進めている。

 安倍政権は女性の社会での活躍を支援するため、従業員300人超の企業や官公庁に、女性管理職数といった数値目標の設定を義務づける「女性活躍推進法案」を17日に閣議決定した。こうした動きも踏まえ、トヨタは20年に女性管理職数をいまの約100人から約300人に、デンソーは33人から約100人に増やす方針を決めている。(大日向寛文)

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