北大、職員にパワハラをしたと認定 文科省へ学長の解任申出へ (7/5)

北大、職員にパワハラをしたと認定 文科省へ学長の解任申出へ (7/5)

 
□北大学長の解任を申し出へ 選考会議、パワハラ認定
北海道新聞 2019/07/05 05:00
 
 北大の名和豊春学長(65)が北大職員にパワーハラスメント(パワハラ)をした疑いがあるとして調査していた学長選考会議(議長=石山喬・日本軽金属ホールディングス元会長)がパワハラを認定し、文部科学相に学長の解任を申し出る方針を決めたことが4日、分かった。文科相は申し出を受け次第、精査し、解任するかどうかを決める。
 
 文科省によると、2004年度の国立大学の法人化後、全国で学長が解任された例はない。
 
 名和学長は「大学から何も聞いておらず、コメントできない」としている。
 
 国立大学の学長の任命、解任は国立大学法人法に基づき、学内外のメンバーで構成する選考会議の申し出を受け、文科相が決定する。
 
 北大の選考会議は10人の委員で構成。「名和学長がパワハラを行った」との訴えを受け、昨年11月に調査委員会を設置した。関係者によると、選考会議は名和学長らのヒアリングを経て、パワハラがあったと認定し、学長を続けるのは適当ではないと判断した。
 
□北大、名和学長の解任申し出へ パワハラを認定
毎日新聞2019年7月5日 10時17分(最終更新 7月5日 10時44分)
 
〔写真〕 北海道大の名和豊春学長
 
 北海道大(札幌市)の名和豊春学長(65)が職員にパワーハラスメントをした疑いがあるとして調査していた北大の学長選考会議が、名和学長のパワハラを認定し、近く文部科学相に学長解任を申し出る方針を固めたことが5日、関係者への取材で分かった。
 
 関係者によると、選考会議は委員10人で構成。パワハラがあったとの訴えを受けて昨年11月、選考会議の下に調査委員会を設置した。調査の結果、名和学長によるパワハラがあったとして、学長を続けることは不適当と結論づけた。
 
 北大広報課は「コメントは差し控える」としている。
 

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