2019年、医師の良かったこと「休み取りやすく」「水害、助けてもらった」 (12/29)

2019年、医師の良かったこと「休み取りやすく」「水害、助けてもらった」◆Vol.4
プラス改定、AI進捗、新薬登場、専門医合格も
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/718589/?category=report
2019年12月29日 小川洋輔(m3.com編集部)

Q 2019年に身の回りで起こった医療関連の出来事で、良かったことをできるだけ具体的に教えてください。

 医師の働き方改革は2024年4月から本格実施だが、残された時間は限られている上に、それに先立ち他職種では2019年4月から働き方改革が進む中、勤務医では関連したコメントが多く挙がった。開業医では、診療報酬改定など、経営に関係するテーマなども寄せられた。両者ともに、AIやロボット支援手術、ゲノム医療など、医療の技術革新を評価する声も多かった。

【開業医】

ロタウイルスワクチンの定期接種化への動き。【49歳男性】
診療報酬本体のプラス改定。【74歳男性】
非常勤先の診療科での年間手術治療数が初めて大台に乗ったこと。【52歳男性】
院内コミュニケーションが改善して空気が良くなった。【67歳男性】
消費税増税後に合わせて初再診料も上がったこと。【45歳男性】
開業できたこと。【66歳男性】
ALS患者さんが参議院議員に当選。【58歳女性】
認知症や寝たきりの患者が増えている一方で、元気な90歳が増えていることを診療を通して、強く実感した1年だった。【49歳男性】
AI技術進歩による医師の負担軽減。【56歳男性】
インフルエンザに罹患して、抗ウイルス薬の効果を身をもって知ることができたこと。【49歳女性】
医学部入試の不正にメスが入った。【54歳男性】
4月から親の診療所を継承したこと。【48歳男性】
新しいインスリンポンプが使えるようになったこと。【49歳男性】
インフルエンザワクチンが十分供給された。【55歳男性】
名ばかり管理職で残業手当が支給されていなかったが、夜診分として少し別手当が増加したこと。【52歳男性】
池江璃花子選手が退院して復帰に向け再始動したこと。白血病の治療が向上して社会復帰できる時代が来る可能性を期待。【66歳男性】
【勤務医】

医師の働き方改革の推進、休みやすくなってきている。【60歳男性】
医師の働き方改革が叫ばれ、有給や休日を取りやすくなった。【29歳男性】
働き方改革の兆しが見えたこと。カンファ時間が勤務時間内になるなど。【34歳男性】
当直医は眠れるようになった。【57歳男性】
当直明けに後輩を午前10時に帰宅させられるように体制が整ったこと。【65歳女性】
※このほか、働き方の改善を歓迎する声が多数

病院経営陣の世代交代に伴い、オーダリングシステムが導入され、業務効率化や働き方改革に向
けて少しずつ動き出した。【65歳男性】
「少しだけではあるが」事務的業務の負担が減った。【59歳男性】
ロボットの導入。【35歳男性】
外来通院中の患者さんが、検診の腹部エコー検査で胆のうがんが見つかって手術で治った。【59歳男性】
遺伝子パネル検査が保険収載され、医療の個別化の端緒が開けた。【57歳男性】
重症患者が回復し退院したこと。【30歳男性】
ボーナス大幅アップ。【54歳男性】
69歳にして当直勤務がなくなったこと。【69歳男性】
水害で患者の皆さんに助けていただいた。【60歳男性】
自院が黒字経営を継続している。【66歳男性】
m3さんに出会えたこと。【58歳男性】
肺がん治療のゲノム治療(NGS)が保険収載されたこと。【60歳男性】
自施設で自分の専門領域の専攻医がプログラムを選択してくれたこと。人手不足の領域に若い元気な力が加わってくれた。【60歳男性】
新薬の登場で症状がよくなった患者さんが数人いる。【54歳男性】
療養病床から地域包括ケア病床への転換がうまくいったこと。【56歳男性】
自分の主催した学会が盛会だった。【60歳男性】
患者さんが元気に帰っていった。【32歳男性】
専門医に合格した。【53歳男性】
 

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