セブン元店主が仮処分申し立て 「契約解除は無効」 (1/7)

東大阪のセブン店主 「地位保全」求め、仮処分申し立て
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関西テレビ 2020年1月6日 月曜 午後7:35

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仕入れが止まり、商品がほとんどない店内で、6日も営業を続ける「セブン‐イレブン東大阪南上小阪店」の元オーナー、松本実敏さん。

フランチャイズ契約を解除された松本さんがとった新たな手段は、契約解除は不当として、オーナーとしての地位保全を求める仮処分の申し立てでした。

【セブン‐イレブン東大阪南上小阪店松本実敏元オーナー】
「続ける方向に持っていかないといけないと思ってます。ここで潰されてしまうとまた声を出すオーナーさんたちがいなくなる」

松本さんは、去年2月、慢性的な人手不足から本部の許可を得ずに、営業時間を短縮。

そして、12月…

【セブン‐イレブン東大阪南上小阪店松本実敏元オーナー】
「(本部担当者から)『契約を解除します』と強制的に言われたので」

本部は、客からのクレームが多いことなどを理由に、契約の解除を通告しました。

――Q:松本さんは改善して営業を続けたいと訴えてますが?
【セブン‐イレブン・ジャパンの担当者】
「個別の話し合いのことなのでお話しできませんので申し訳ございません」

松本さんは、接客態度を改める代わりに契約を継続したいと申し出ましたが、話し合いは決裂。

本部は、12月31日付で契約を解除しました。ところが…

【記者リポート】
「1月2日午前6時半過ぎです。今、松本オーナーがお店を開けるため店にやってきました」

松本さんは、当初から決めていた元日休業をした後、1月2日、独自の判断で営業を再開したのです。

【記者リポート】
「契約が解除され、商品の搬入もストップしたためご覧のように棚にはほとんど商品が並んでいない状態です」

備え付けのレジは、セブン‐イレブンのレジのため使えません。自らレジを、約2万円で購入して対応しました。

【セブン‐イレブン東大阪南上小阪店松本実敏元オーナー】
「屈しないぞという表れと思ってくれていい」

【セブン‐イレブン東大阪南上小阪店松本実敏元オーナー】
「いらっしゃいませ。本日、こちらの棚全て半額です」

「食品ロス」を抑えるため、ほとんどの商品を3割から5割引きで販売しました。

客の中には、セブン‐イレブン加盟店のオーナーも。

【セブン‐イレブン加盟店のオーナー】
「『時短』の流れを作ったのはあの人の功績というか、良かったんじゃないかと思うが、そのあとはちょっとやりすぎたんちゃうかなと思いますね」

松本さんは、契約解除は不当だと訴えていて、7日以降も独自に営業を続ける構えです。

【セブン‐イレブン東大阪南上小阪店松本実敏元オーナー】
「そういう企業体系であっていいのか、そこが一番の問題で、このまま続けるならオーナーの疲弊は止まらないと思ってますから、それを食い止めるのは今しかないかな」

セブン‐イレブン本部は、「本件について、コメントは差し控えさせて頂きたいと思います」とコメントしています。


セブン元店主が仮処分申し立て 「契約解除は無効」
https://www.asahi.com/articles/DA3S14317769.html
朝日新聞デジタル 2020年1月7日05時00分

 セブン―イレブン・ジャパンから昨年末、コンビニエンスストアのフランチャイズ(FC)契約を解除された大阪府東大阪市の店主が6日、大阪地裁へ仮処分を申し立てた。契約解除の無効を主張し、FC店主として営業を続けられる地位を確認する趣旨だという。
仮処分を求めたのは、セブン東大阪南上小阪店を営業していた… 

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