日本の市民団体(希望連帯)と懇談した朴元淳ソウル市長の声明 (8/21)

日本の市民団体(希望連帯)と懇談した朴元淳ソウル市長の声明

 ソウル市の朴元淳市長と、日本の希望連帯(白石孝代表)が本日(2019.08.21)、ソウルで面会し、懇談しました。その後、朴元淳市長がTwitterで以下のメッセージを公表されました。
日韓のマスコミが大勢取材に来たとのことです。夕刊やTVで報道があると思いますが、急いで試訳(直訳)してみました。私の韓国語能力ですので誤訳や表現として不十分な箇所があると思いますが、ご容赦ください。
韓国語ができる方は、下記のURLに原文があります。
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朴元淳(パク・ウォンスン)

「目が覚めている韓日市民が前に出て平和の新しい歴史を書くべきです」

 白石孝代表、そして山崎誠議員様をはじめとする希望連帯会員の皆さんにお会いしてうれしいです。
今まで、韓国と日本の良心的な市民たちと両国の健康な市民社会は人間の尊厳と歴史の正義という人類の普遍的価値を尊重し、それを守ろうとする共同の行動をしてきました。
日本の良心的な市民社会は、強制徴用者と慰安婦問題、歴史教科書歪曲など韓日間の過去の問題に深く共感し、解決のために共同して下さいました。私もやはり市民運動家の時期に日本の市民社会と緊密に協力して過去の問題について共に悩んだ経験があります。
今まで過去の歴史を勇気をもって直視して被害者らと手を取り合って下さった日本の市民たちと市民社会にもう一度感謝申し上げます。
広場の偉大な民主主義を作ってきた大韓民国の市民たちと市民社会も今や成熟した市民意識を示しています。安倍政府の過去の歴史否定、不当なホワイトリスト排除に反対してその手段として強力な不買運動を行いながらもそれが日本人に対する反対と敵対でなく、安倍政権とその不当な経済報復措置、そしてこの措置の背景になっている軍国主義的思考方式と一方主義※がターゲットだという点を明確にしています。
(訳注)※「一方主義」=どちらか一方に偏って自身が主張する方向だけで行動する傾向や態度.
安倍政府の不当な経済報復措置は、長い時間、多くの危機と葛藤にもかかわらず、平和的かつ共生的に発展してきた韓日関係を凍りつかせ、一般的に確立された自由貿易の国際的秩序を打ち倒そうとするものです。
そのような意味で韓日関係を回復して新しい友好を構築するために反日、反韓のフレームに閉じ込められないという白石孝希望連帯代表の提案を積極的に支持します。
大韓民国と日本両国は最も近い隣国です。
大韓民国の諺に雨が降った後に土地がより一層固くなるという言葉があります。
今回の交流を契機に、友情と平和が支配する新しい韓日関係の基礎が堅固になることを期待します。
国家的利益を越えて人類普遍的な価値がより一層堅固になり、歴史の正義を正しく確立する出発点になることを希望します。
いまや私たちは歪曲と葛藤の歴史を書いて後戻りする現実を「平和」と「未来」に転回しなければなりません。
そして新しい時代の歴史を書くことができる最も強力な力は市民から出てくると信じます。
政治と政権は有限ですが、市民と国民は永遠であるからです。
目が覚めている両国市民が未来に進むための力強い連帯に進んで行きましょう。
私もすべての力を尽くして協力します。

原文参照 https://pf.kakao.com/_pxmyxfj/38995145

 

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