経団連「委員会報告」 定期昇給見直し「聖域にしない」方針

FNNニュース 2012/12/27

2013年の春闘で、経営側の指針となる経団連の「委員会報告」の最終案に、定期昇給の見直しを「聖域にしない」方針が盛り込まれたことが明らかになった。

賃金を決定する労使交渉の際に、経営側が指針にする経営労働政策委員会報告では、これまで定期昇給について、「凍結の可能性」という表現を使っていた。

しかし、今回の最終案では、制度自体の「見直しを聖域にすべきでない」として、厳しい姿勢で臨む方針。

また、円高など厳しい環境が続いていることから、賃金体系全体を引き上げるベースアップについても、「協議する余地はない」としている。

報告案は、2013年1月下旬に発表される。

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