グリーの本体従業員の12%が希望退職 業績不振で205人が今月末に

SankeiBiz 2013.11.5

 スマートフォン用などのソーシャルゲーム大手、グリーは5日、10月に募集した希望退職者への応募人数が205人になったと発表した。これは前期末(6月末時点)の本体従業員数の約12%に相当する大規模なものとなる。退職日は11月30日付。

 この実施による退職金支給などの特別損失は約6億円となるが、これに対し、来年6月までの今期中の費用削減効果は10億円を見込んでいる。

 グリーはいわゆる「コンプガチャ問題」が社会的な批判を浴びたことで課金システムを変更したこともあり、広告も含めて収支が悪化。さらに損失計上なども加わり前期は減収減益になるなどの業績不振を受けて、10月2日に本体の従業員を対象に、10月9日から28日までの間に、200人の希望退職者を募集すると発表していた。

 前期末のグループ従業員数は2364人だが、今回、希望退職を募集した本体の従業員数は1762人だった。205人はこの11.6%に相当する。

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