3月1日(日) 生活保護・ケースワーク業務の外部委託化を考える緊急学習会
2019年12月23日に閣議決定された「令和元年の地方からの提案等に関する対応方針」において、政府は、生活保護のケースワーク業務に関し、「現行制度で外部委託が可能な業務」については「令和2年度中に整理した上で必要な措置を講」じ、法改正を要する業務についても外部委託を可能とする方向で検討し「令和3年度中に結論を得る」ことを明記しました。
福祉行政の現場ではかねてから外部委託化・職員の非正規化が進んでいますが、とうとう、生存権保障の根幹である生活保護行政にまで、急ピッチでその流れが迫っています。
そこで、これまでの経緯と今後想定される動きを共有した上で、ケースワーク業務の外部委託化にはどのような問題があるのか、意見交換する場をもうけることとしました。危機感を共有する方々とともに、今後どのような取組みが必要か考えたいと思います。
【日時】2020年3月1日(日)午後1時30分〜午後4時30分(受付開始午後1時)
【場所】エル・大阪 南館10階(南1023号室)
資料代1000円・申込不要
報告1 「生活保護・ケースワーク業務外務委託化の経緯とこれから」
桜井啓太さん(立命館大学准教授・元堺市ケースワーカー)
報告2 「生活保護・ケースワーク業務外部委託化の問題点」
吉永純さん(花園大学教授・全国公的扶助研究会会長)
報告3 「自治体行政の外部委託、現場実態から考える」
谷口伊三美さん(リカバリハウスいちご・元大阪市職員)
報告4 「生活困窮者自立相談支援機関アンケート調査結果から考える」
仲野浩司郎さん(羽曳野市生活困窮者自立支援担当職員)
【関連サイト】
生活保護問題対策全国会議 https://bit.ly/2UQniMH