日韓「働き方改革」フォーラム(12/14、龍谷大学)

日韓「働き方改革」フォーラム(12/14、龍谷大学)の案内です。❗

遅くなりましたが、
Homepage
https://nikkan2019.blogspot.com
を作成しました。😊

同時通訳器の個数の関係で「事前申込み」としています。
このHomepageから申込み可能です。
事務局へのお問い合わせもHomepageからお願いします。
フォーラムの趣旨、プログラムは下記の通りです。
👉日韓は、労働・社会分野では酷似した状況、問題があります。両国で進められている「働き方改革」をテーマに報告、コメント、討論をする予定です。
多くの皆さんのご参加をお願いします。

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日韓「働き方改革」フォーラム

1 趣旨

労働問題に関心を寄せる、日本と韓国の市民、労働者、実務家、研究者が一堂に会して、両国で進められている「働き方改革」の実態と課題を明らかにするフォーラムを開催します。
日本と韓国の労働分野では、近年、格差・貧困、非正規雇用、長時間労働、過労死、低賃金、差別、ハラスメントなど共通した深刻な状況が広がっています。
日本では、安倍政権が「働き方改革」を推進していますが、多くの問題をはらみ、とくに現場で働く人々から、長時間労働の追認・悪化や雇用の不安定化など、その新自由主義的性格が厳しく批判されています。フォーラムでは、こうした「働き方改革」の実態と問題点を諸側面から明らかにし、市民・労働組合がそれに対してどのような運動を展開しているかについて報告を受け、議論します。
一方、韓国では、労働組合や市民運動が主体的に自らの立場を主張し、労働者の基本権を守る運動や、日本とは逆に、様々なレベルで福祉国家構築を目指す政策論議が多彩かつ強力に推し進められてきました。こうした流れの中で、2017年5月、文在寅政権が「労働尊重」を中心公約に掲げて発足し、最低賃金大幅引き上げ、非正規職の「正規職転換」、長時間労働の是正など、画期的な労働政策を進めました。しかし、政権後半に入って、労働・市民団体から「改革にブレーキがかかり、公約から後退してきた」という批判が出ています。
フォーラムでは、報告者や参加者による議論を通じて、日韓両国が共に直面している労働関連の課題について、互いに知恵を出し合い協力して解決の糸口を探ります。とくに、労働者が人間らしく働く権利を実現することが、国の政策においてもっとも重要な「軸」の一つとなるべきだという視点から、あるべき「働き方改革」の方向を示したいと思います。
そして、このフォーラムを機に、日韓の市民、労働者、実務家、研究者間の緊密な交流と連帯を持続的に創り出していければと思います。

2 日時:2019年12月14日(土)   9:30〜18:00
3 場所:龍谷大学 和顔(わげん)館B201
4 対象:市民、労働者、実務家、研究者

5 要 事前申し込み
同時通訳機材確保の関係上、事前申し込みを必ずお願いいたします。
申し込みは、申込者数が200人に達し次第、締め切ります。

6 参加費:資料代として参加費500円を当日お支払いください。

7 プログラム(同時通訳あり)
2019年12月14日(土)
9:00〜9:30 受付
9:30〜9:40 開会のあいさつ

9:40〜12:10 第1セッション 日韓「働き方改革」の実態と問題点
座長:横田 伸子氏(関西学院大学教授)
報告者
上西 充子 氏(法政大学教授)
「働き方改革の国会審議を振り返って―『多様な働き方』の言葉に隠
された争点―」
熊沢 誠 氏(甲南大学名誉教授)
「安倍『労働改革』の虚実」
イ ビョンフン氏(韓国 中央大学教授)
「文在寅政権の労働改革の内容とその評価」
キム ジョンジン氏(韓国労働社会研究所副所長)
「韓国の地方自治体の労働改革の内容とその評価」 
コメンテーター:チョ ソンジュ氏 (前ソウル市労働協力官)

12:10〜13:00 昼食

13:00〜14:30 第2セッション 公共部門の労働問題
座長:イ ジョンヒ氏(韓国労働研究院国際協力室長)
報告者
上林 陽治 氏(地方自治総合研究所研究員)
「日本の公共サービスの非正規化・民営化の影響と解決に向けた道
筋」
チョン フンジュン氏(韓国労働研究院研究委員)
「公共部門の非正規職の正規職化の評価と今後の課題」
コメンテーター:安周永 氏(龍谷大学准教授)

14:30〜14:40 休憩

14:40〜16:10 第3セッション 企業別労働組合を超えて
座長:伊藤大一氏(大阪経済大学教授)
報告者
但馬けい子氏(福祉・介護・医療労働者組合(ケアワーカーズユニ
オン)書記長)
「介護保険崩壊とケア労働運動」
ナ ジヒョン氏(全国女性労働組合委員長)
「全国女性労働組合による韓国の非正規女性労働者の組織化」
チョ ソンジュ氏(前ソウル市労働協力官)
「社会的脆弱階層の新しい労働運動の流れと可能性」
コメンテーター:キム クンジュ氏(韓国労働研究院研究委員)

16:10〜16:20 休憩

16:20〜17:50 第4セッション 労働法制から見た労働時間問題
座長:イ ジョンヒ氏(韓国労働研究院国際協力室長)
報告者
和田肇氏(名古屋大学名誉教授・特任教授)
「なぜ長時間労働問題を解決できないのか」
キム クンジュ氏(韓国労働研究院研究委員)
「韓国における労働時間短縮の法改正過程と評価」
コメンテーター:中村和雄氏(京都弁護士会 弁護士)

17:50〜18:00 閉会のあいさつ

日韓「働き方改革」フォーラム実行委員会,韓国労働研究院,科学研究費助成事業 基盤研究(C)「韓国における家事・介護労働者の労働実態と組織化に関する研究」(課題番号17K04182研究代表者:横田伸子),科学研究費助成事業基盤研究(S)「雇用社会の持続可能性と労働法のパラダイムの転換」(課題番号15H05726研究代表者:和田肇),科学研究費助成事業 若手研究(B) 「同一労働同一賃金をめぐる労働政治に関する日韓比較」(課題番号17K13680研究代表者:安周永)、龍谷大学 地域公共人材・政策開発リサーチセンターによる共催 

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