教諭不当訴え 人事評価取り消し (2/18)

教諭不当訴え 人事評価取り消し
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200218/2000025425.html
NHK News 2020/02月18日 09時16分

大阪の市立高校の男性教諭が、校長らに人事評価にかかわる資料を改ざんされ、不当に低い評価を受けたとして、大阪市教育委員会に訴えた問題で教育委員会は、校長が作成した書類に不備があったなどとして、教諭への評価を取り消し、給与の差額分を支給することを決めました。

大阪市立東淀工業高校の男性教諭は去年4月、教職員の人事評価の基礎資料の1つとして、生徒が担当教諭の授業をアンケート形式で評価する「授業アンケート」の結果が校長らによって改ざんされ、不当に低い評価を受けたとして、大阪市教育委員会に訴えました。
これについて、市の教育委員会は当初、学校側の人事評価じたいに問題はないとしていました。
しかし、調査を進めた結果、校長が作成した教諭の授業内容を評価する書類に未記載の項目があるなど、信ぴょう性に疑義が生じたとして17日、教諭への評価を取り消すとともにこれに伴う給与の差額分を支給することを明らかにしました。
男性教諭は17日夜、大阪市役所で記者会見し、「非常につらく、しんどかったが、いろいろな人に支えられてすごく感謝している。教育委員会も問題解決に向けて動いているので、自浄作用に期待したい」と述べました。
 

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