長時間労働で突然死、と提訴 遺族が光通信を

共同通信 2014/06/24

 携帯電話販売の光通信(東京都豊島区)に勤務していた男性=当時(33)=が突然死したのは、会社が長時間労働を放置したためとして、神戸市に住む両親が24日、光通信に約1億6500万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴した。

 両親は提訴後に記者会見し「配慮なく見殺しにした。社会的裁きを受けてほしい」と涙ながらに訴えた。2010年8月、池袋労働基準監督署に労災申請したが、因果関係がないとして認められず、12年に労災認定を求め大阪地裁に行政訴訟を起こし、係争中。

 訴状によると、死亡前3年間の時間外労働は多い月で153時間に及び、100時間以上の月は17回あった。

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