大手エステ内部通報者を詰問か 保護申し立て

NHKニュース 2014年8月28日

大手エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の従業員の女性が、残業代の未払いなどを労働基準監督署に通報したあと、会社の代表から「会社をつぶしてもいいのか」などと全従業員の前で詰問されたとして、28日に厚生労働省に公益通報者保護の申し立てを行いました。

「たかの友梨ビューティクリニック」は、仙台市にある店で従業員の女性が残業代の未払いなどがあると内部通報を行い、今月、労働基準監督署から是正勧告を受けました。

労働組合の「エステユニオン」によりますと、是正勧告が出たあと、高野友梨代表が仙台店を訪れ、全従業員を集めた場でこの女性に対して「会社をつぶしてもいいのか」とか「職場にいながら会社に矢を向けた」などと、2時間半にわたって問い詰めたということです。この女性は、精神的なショックから出勤できなくなったということです。

女性は内部通報をした人への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法に違反しているとして、28日に厚生労働省に公益通報者保護の申し立てを行いました。

「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティは、「女性の主張を確認していないので、今の段階ではコメントできない」としています。

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