「すき家」6割 深夜営業休止 ゼンショー、きょうから1167店で

SankeiBiz 2014.10.1

 牛丼チェーン最大手「すき家」を展開するゼンショーは30日、24時間営業を行っている1843店舗のうち、約6割に当たる1167店舗で10月1日から午前0〜5時の深夜営業を休止すると発表した。労働環境改善に向けた同社の第三者委員会が7月、「ワンオペ」と呼ばれる深夜の1人勤務を中止するよう提言したことを受け要員確保を目指したが、深夜営業の継続に必要な要員を確保できなかった。

 すき家は全国で1981店舗を展開。このうち商業施設内の店舗などを除く589店舗では従業員を複数人確保したうえで24時間営業を続けるほか、87店舗では一部曜日に限って24時間営業を行う。

 同社は8月6日、ワンオペ店舗が940あり、10月からはワンオペ全廃のため、複数勤務態勢を確保できない店舗は深夜営業の休止を打ち出した。この時点で人手不足により深夜営業を行っていない店舗が300あり、10月から計1240店舗の深夜営業休止の可能性があった。

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