【台風21号】 NHKのバイト男性死亡、選挙報道の帰り 車水没

産経West 2017年10月23日



23日午前6時25分ごろ、台風21号に伴う大雨で冠水していた三重県度会町の県道脇で、水没していた乗用車内から同県玉城町久保に住む山口貴大さん(29)の遺体が見つかった。NHKは同日、山口さんはNHKが委託した会社のアルバイトで、22日は衆院選投開票報道の関連業務をしていたと報じた。

NHK名古屋放送局によると、山口さんは三重県大紀町の投票所での出口調査や、開票状況の報告を担当。同日午後11時半ごろに業務を終え、帰宅途中だったとみられる。

同局の広報担当者は「委託先には安全確保を第一とするよう指示していた」と話している。

伊勢署によると、山口さんは23日午前0時半ごろ「水にはまって出られない」と110番。救急隊が駆け付けたが発見できず、同日朝から捜索していた。

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