“人手不足解消には働き方改革を” 労働経済白書まとまる (9/27)

“人手不足解消には働き方改革を” 労働経済白書まとまる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190927/amp/k10012101461000.html
NHK News 2019年9月27日 11時42分

“人手不足解消には働き方改革を” 労働経済白書まとまる
ことしの「労働経済白書」がまとまり、深刻な人手不足を解消するためには外部からの人材確保だけでなく業務の効率化など働きやすい職場づくりが離職率の低下につながるとして、働き方改革に取り組むよう求めています。
ことしの「労働経済白書」によりますと、正規雇用の従業員数は4年連続で増加するなど雇用情勢は改善する一方、人手不足はバブル期に次ぐ高い水準で中小企業を中心に深刻化していると指摘しています。

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が人手不足の企業に改善に向けた取り組みを聞いたところ、「募集時の賃金の引き上げ」が68%、「中途採用の強化」が67%で、外部から人材を確保する企業が多くなりました。

一方で、「離職を防ぐための雇用管理の改善」は27%、「従業員への働きがいの付与」は20%にとどまり、職場環境の改善の取り組みは進んでいない結果となりました。

このため白書では、情報化による業務の効率化や、やりがいを高める雇用管理など、働きやすい職場づくりが離職率の低下や人材の確保につながるとして、働き方改革に取り組むよう求めています。 

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