東京で「関西生コン支部弾圧を許さない集会」 (11/15)

東京で「関西生コン支部弾圧を許さない集会」
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2019/11/15(金) 12:27配信 週刊金曜日

東京で「関西生コン支部弾圧を許さない集会」
10月14日の東京集会で開会の挨拶をする筆者。(撮影/上野浩幹)

「関西地区生コン支部への弾圧を許さない東京集会」が、10月14日13時から東京都墨田区の曳舟文化センターで開催された。会場のホールには超満員となる250人が結集して熱気に溢れた。

 集会実行委員会代表である私は「関西生コン支部への弾圧は全ての労働組合への弾圧だ。関西生コン支部の勝利まで一体で闘う。本集会を東京から連帯運動を始める出発点としたい」と開会挨拶した。

 関西地区生コン支部の西山直洋執行委員は「まっとうな労働組合活動を犯罪とし、警察の組織犯罪対策課が乗り出してきた。逮捕者87人、起訴64人。現在の勾留者は5人。保釈条件は組合事務所や職場や関連施設への立入り禁止等、人権侵害だ。しかし我々は負けていない。全国の仲間と連帯し闘いを広げていく」と元気に訴えた。

 労働社会学者で元昭和女子大学教授の木下武男さんは「関西生コン支部の運動と弾圧の背景」と題して講演。「ユニオン運動面における弾圧の意図」「弾圧の時代背景」「関西生コン支部の歴史的な4つの教訓」「関西生コン支部の教訓」「関西生コン方式の全産業化・全国化による反撃」について50分間熱弁をふるわれた。また、関西生コン支部の歴史的教訓では「(1)業種別職種別賃金、(2)集団交渉、(3)企業の枠を超えた業種別統一司令部、(4)労働組合主導型の事業協同組合」を提起され「関西生コン支部は本当の労働組合だ。4つの歴史的教訓は労働運動再生の展望を示している。関生弾圧は産業別組合への壊滅攻撃だ。しかし、関生運動は弾圧に屈しない産業別労働組合運動であり労働運動再生へのインパクトだ」と力説された。

 武内更一弁護士や、映画『「棘」〜ひとの痛みは己の痛み。武建一』の杉浦弘子監督、共に闘う労働組合から発言。まとめを世田谷地区労顧問・鈴コン闘争支援連帯共闘会議の花輪不二男さんが行った。

(吉本伸幸・東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長、2019年10月25日号)
 

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