第4回 睡眠時間・男性編――寝不足の死に急ぎ

睡眠時間について参考になる統計の一つに、5年ごとに実施されるNHK「国民生活時間調査」があります。女性は次回に取り上げるとして、最近の2005年調査結果で、まず男性をみれば、労働者(「勤め人」)は平日7時間7分、土曜7時間28分、日曜8時間14分の睡眠を取っています。30代に限れば、平日の平均睡眠時間は6時間58分です。

5年ごとに実施される総務省「社会生活基本調査」にも睡眠時間の統計があります。結果の概要がネットに発表されている2006年調査によれば、男性労働者の1日当たりの平均睡眠時間は7時間23分です。これは土日を含むので、平日に限れば7時間そこそこでしょう。けっこう睡眠を取っているという感じがしますが、30〜40代の年齢層の14%から15%は平日、6時間未満しか睡眠をとっていません。

こちらのサンプルは20代、30代、40代の男女各100人、計600人と少ないのですが、2007年1月に発表されたオリコンモニターのネット調査によれば、男性は3時間未満0.3%、3時間〜5時間未満18%、5時間〜6時間未満38%、6時間〜7時間未満32.7%となっており、全体の9割近く(89%)が7時間未満に集中しています。日経BPネットには、20代、30代のビジネス・パーソン200人の調査結果として、「平日睡眠5時間57分」という数字が出ています。これでは睡眠不足でないはずがありません。

出所は不明ですが、日刊アメーバニュースによれば、35歳から55歳のイギリスの公務員およそ1万人を対象に17年間にわたって、睡眠時間と健康状態を調査した結果、平均睡眠時間が5時間以下の勤労者は、それ以上の睡眠時間を確保している勤労者と比較して死亡率が1.7倍以上高いことが判明したそうです。同調査によると、睡眠時間は毎日7時間は確保する必要があるとか

こういうもっともらしい数字を引かずとも、昔から「寝不足の死に急ぎ」と言われれてきました。え! そんなことわざは聞いたことがない、ですって? そのはずです。「寝惜しみの起き急ぎ」から、いま思いついたんですから。


 

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