厚生労働省、2007年度過労死認定状況を発表

厚生労働省「脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況(平成19年度)」を発表(日刊スポーツ2008年5月23日) ー 森岡孝二会長のNHKコメントは明日掲載予定 ー
07年度過労自殺81人、2年連続で過去最悪
 過労が原因でうつ病などの精神疾患にかかり自殺した(未遂を含む)として、07年度に労災認定された人が前年度を15人上回る81人と、2年連続で過去最悪だったことが23日、厚生労働省のまとめで分かった。過労自殺を含む精神疾患全体の認定者は3割増。労災の申請は4年間で倍増、過労による脳・心臓疾患の申請者数を初めて上回り、20、30代の若手社員を中心に心の病が職場に広がっている実態が浮かんだ。

 脳・心臓疾患で労災認定された人は1割増え、392人と過去最悪。うち死亡した人は142人だった。

 集計によると、精神疾患の労災申請は952人で、前年度比16%増。03年度の447人から大幅に増えた。認定は268人で30%増え、いずれも過去最多。認定者の年代別では30代が37%、20代25%、40代23%の順で、若い世代が目立った。職種別では専門技術職が28%で最も多かった。

 自殺で認定された81人のうち80人は男性。年代別では40、50代が50%を占め、20、30代は44%だった。

 脳・心臓疾患の申請は931人で前年度比0・7%減。認定は392人で、95%が男性だった。年代別では50代(42%)、40代(29%)で約7割を占めた。職種別の最多は運輸・通信の24%。

 認定された人の1カ月の平均残業時間は80〜100時間が最多で135人。160時間以上が35人いた。過労死した142人は前年度より5人少なかった。

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