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時事ドットコム 2016/01/05
連合の新年交歓会であいさつする神津里季生会長＝５日午後、東京都荒川区
連合の神津里季生会長は５日の年頭記者会見で、２０１６年春闘について「全ての経営者に、月例賃金引き上げで（消費を）喚起するよう求めたい」と指摘した。一時金ではなく、あくまで月例賃金を引き上げるべきだとの認識を示し、ボーナスを含めた年収増の検討を容認する経団連をけん制した格好だ。
経団連は昨年１２月、今春闘への対応方針として、業績が向上した加盟企業に対し、ボーナスや各種手当などの一時金を含めた年収の増加を積極的に検討するよう求める報告案をまとめた。神津会長は記者会見で、この方針を「この２年間より後退している。こんなことでは経済の好循環、デフレ脱却は本当に夢のまた夢だ」と批判した。