職場でパンプス強制しないで 1万8800人署名 厚労省に提出 (6/4)

 職場でパンプス強制しないで 1万8800人署名 厚労省に提出

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/CK2019060402000122.html   

東京新聞 2019年6月4日 朝刊

 

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 長時間履くと足腰を痛めることもあるパンプスやハイヒールの着用を「女性のマナー」として強制するのはやめてほしいと、オンラインで署名を集めていたグラビア女優でライターの石川優実さん(32)=写真=は三日、約一万八千八百人超の署名と要望書を厚生労働省に提出した。

 要望書では「企業が着用を女性のみに命じることは性差別、もしくはジェンダーハラスメントに当たり、禁止するという法規定をつくってほしい」などと訴えた。

 記者会見した石川さんは「(署名提出は)第一歩。多くの女性が困っているが、個人的な問題だと思わされ、マナーだからと何も言えずにきた」と述べた。

 就職活動中だという私立大四年の女子学生(22)も「一日で何社も回るが、パンプスが適しているのか疑問に思っていた。性差別の問題でもあり、健康も損なわれていることを知ってほしい」と話した。

 署名は、葬儀場でのアルバイトでパンプスを履くように言われ、足を痛めたことのある石川さんが二月に開始。キャンペーンは性暴力を告発する動き「#MeToo」と、「靴・苦痛」を掛け合わせ「#KuToo」とネーミングされている。


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