〔韓国〕学校非正規職ゼネスト切迫… 今日最終交渉、労組要求案使用側受け入れるか(10/12)

学校非正規職ゼネスト切迫… 今日最終交渉、労組要求案使用側受け入れるか
使用側予告なしに3時間超えて交渉不参加… 18時学校非正規職連帯会議決議大会開催

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労働と世界 承認2019.10.12 06:49

(W)「労働と世界」は韓国民主労総の機関紙。ネットに掲載されていたものを試訳(文責・脇田滋)

 来る17〜18日、学校非正規職連帯会議2次ゼネストが差し迫った中で、ストライキ前の最後の公式交渉が、11日ソウル、龍山区、ソウル教育庁教育施設管理本部で開かれている。
全国教育公務職本部、学校非正規職労組、女性労組などで構成された学校非正規職連帯会議は、主な幹部らと断食団まで1千人余りを交渉現場に集結させて闘争を決議した。
決議大会でアン・ミョンジャ教育公務職本部本部長は「去る2017年にも、この場所で闘争して断食を進めて倒れた。今回だけは何事があっても倒れないだろう。私たちが勝利する時まで倒れないと気を引き締めている」「私たちは学校のまともな処遇と認定を受けたいと話した。私たちだけでなく大統領も話して約束をした。だが、今になって誰もその約束を守ろうとしないでいる」と批判した。
ナ・ジヒョン女性労組委員長は「私たちが今している闘争は共に良い暮らしをしようということだ。今まで女性であるので、非正規職であるので、数多くの差別を受けてきた労働者たちがまともで公正な賃金を受けるため」「私たちの怒りは、公正な世の中を作るという希望、もうこれ以上女性労働者が男性労働者に比べて多くの差別を受けている世の中を譲ってあげないという希望の怒りである。希望の怒りを重ねて最後まで闘う」と強調した。
パク・クムジャ学校非正規職労組委員長は「野宿籠城をはじめとして断髪が四回目、断食が六回目を迎えている。私の職業が非正規職であって人まで非正規職に責め立てて差別する教育部と教育庁に向かう怒りが大きくなっている」「人は非正規職ではない。それをわきまえられるならば、死を覚悟して闘争できる」と声を高めた。
学校非正規職連帯会議は、政府と市・道教育長が約束した公正賃金制方向の下、差別と低賃金解消の意志を含む賃金引き上げを要求してきた。反面、使用者側が今まで提示した案は、正規職(9級公務員)の賃金引き上げ率にも至らない水準であるので、「低賃金解消も差別解消も、意志が全くない」という批判をしてきた。
今日11時からソウル教育庁教育施設管理本部で進行される予定だった交渉は、使用側の予定になかった遅延で、4時間を越えても開かれなかったし、学非連帯会議幹部の激しい抗議が広がることもあった。深夜までマラソン交渉が予想される中で、学校非正規職連帯会議は、一日前である10日、労働側の最終修正案を使用側に投げた状況である。これに対する使用側の受け入れの有無が現在進められている交渉の核心かぎ(관건)である。
一方、連帯会議集団断食団は、現在1人の病院護送者が出てくるなど、急激な体力低下が発生した状況である。それでも断食団は死力を尽くして交渉妥結を促すために、11日、交渉場に緊急に集結した。一緒に学校現場でゼネスト体制を整えてきた幹部らと、ソウル、京畿、仁川、江原の連帯会議参加者1千人も、18時、交渉場前に集結してゼネスト決議を示す決議大会を開催する。決議大会前、断食団は交渉場そばの室内講堂で交渉状況を鋭意注視して闘争意志を高めている。
昨日(10日)までに使用側が提示した案は「基本給1.8%引き上げ+交通費6万ウォン算入を条件に、(交渉)締結月から基本給4万ウォン引き上げ+勤続手当34,000ウォンで千ウォン引き上げ」等が核心である。これに対し、連帯会議は「正規職(9級公務員)の賃金引き上げ率にもならない、受け入れできない水準」とし、動揺なくゼネスト背水の陣で、使用側の引上げ阻止線を突破するという意志を表明している。

労働と世界 kctu@hanmail.net
 

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