メタップス、正社員と自由業併用の雇用形態 エンジニア向け (1/6)

メタップス、正社員と自由業併用の雇用形態 エンジニア向け
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54046730V00C20A1TJC000/
日経新聞 2020/1/6付日本経済新聞 朝刊

決済代行サービスなどを手掛けるメタップスは、正社員とフリーランスを組み合わせた形の雇用形態を導入する。正社員として雇用し、週20時間以上勤務してもらえれば、業務内容は同社に関連する仕事でも、自分で獲得したシステム開発などの案件でもよく、それに応じた報酬を得られる仕組み。多様な働き方につながりそうだ。

「フリーランス型正社員」という名称の雇用形態を本格導入する。エンジニアを対象として想定し、メタップスと雇用契約を結ぶ際に毎月の稼働時間を決める。2020年中にまず15人に適用する計画だ。

同社の通常業務をこなす一方で、自分で獲得した仕事にも携わることができる。自分で獲得した仕事に関しては、顧客先とメタップスが業務委託契約を結び、それを業務命令として遂行する形をとる。いずれの場合でも報酬のうち2割は社会保険や経理・事務業務などの費用として差し引かれるが、残りの8割を得ることが可能だ。

有給休暇や各種手当、稼働状況に応じたボーナスなど正社員としての待遇を確保できる一方、仕事内容を自分で決められるフリーランスの自由度を併せ持つ制度にした。副業として別の仕事をしてもよい。優秀なIT(情報技術)人材の確保や離職防止につなげられるとみている。
 

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