男性の3割が「とるだけ育休」夫婦で話し合いを (1/22)

男性の3割が「とるだけ育休」夫婦で話し合いを
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NHK News 2020年1月22日 16時56分

育児休業を取得した男性のうち家事や育児に十分な時間を割いていない「とるだけ育休」が3割に上るという調査結果を母親向けの情報発信をしている会社が公表し、育児などへの向き合い方を事前に夫婦で話し合う必要があると呼びかけました。

スマートフォンのアプリで母親向けの情報発信をしている会社などが1人以上子どもがいる母親を対象に行った調査によりますと、回答したおよそ4000人のうち夫が育児休業を取得した人はおよそ500人でした。

育児休業を取得した夫が1日にどのくらいの時間育児や家事に費やしたか聞いたところ、8時間を超えると答えた人が20%だった一方、2時間以下が32%と3人に1人に上りました。

また、自由記述では「夫はだらだらしていて家のことは結局自分(妻)がやっていた」とか、「4日しかない育休の日程を夫が自分の都合で決めて、そのうち何日かは遊びに使っていた」などと夫への不満を訴える回答が複数寄せられたということです。

一方、満足している人の回答を分析すると家事や育児の負担の分散ができているかや休む期間が十分かどうかなどが満足度に関わっていることが分かったということです。

調査した会社は「せっかく男性が育児休業を取得しても、中身を伴わない『とるだけ育休』にならないよう家事や育児の向き合い方について、事前に夫婦で話し合うことが大切だ」と話していました 

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