労政審労働力需給制度部会が次回に、骨抜きはかる報告案を検討

4日に、部会が開催され、次回会合で政府への報告書を検討する事になった。臨時国会を焦点に労働者派遣法改正が準備されてはいるが、余りにも乱暴な進行であり、厚労省が事前に作り上げている改正案にお墨付きを与えるものと言わざるを得ない。この日は、日本商工会議所から出ている委員が「日雇い派遣を禁止すると失業者が増えるだけ、専門26業種に製造業やサービス業も加えるべき」など、国民的議論になっている派遣規制を全く解さない発言が続きました。また、「みなし雇用」でも、重大な過失や故意でなければ勧告しないことが明らかになりました。審議会はたった2回だけで、まとめに入ろうとしている。民意から遠のく自公政治、解散総選挙だ。(服部信一郎)

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