トヨタ社長、賃上げ慎重姿勢 「競争につながる判断を」

朝日新聞デジタル 2013/09/19

 日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は19日の記者会見で、来年の春闘について「日本のものづくりを守るため、持続的競争力につながる判断を(各社に)期待したい」と述べ、賃上げ(ベースアップ)に慎重な姿勢を示した。

 安倍政権は20日、政府と労働界、経済界の代表による「政労使協議会」を開き、賃上げについて議論する。これについても豊田会長は「(労使で)課題を明確にして話し合い、賃金を決める。この交渉が確実に毎年行われるのが、日本の会社の特徴だ」と述べ、政府主導の「賃上げ」に不快感を示した。

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