宝塚市、就職氷河期世代に辞令 「経験を通し力尽くす」 (1/6)

宝塚市、就職氷河期世代に辞令 「経験を通し力尽くす」
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朝日新聞デジタル 太田康夫 2020年1月6日11時37分

〔写真〕兵庫県宝塚市の就職氷河期世代を対象にした職員採用試験で合格し、中川智子市長から辞令を交付される4人=2020年1月6日午前9時31分、同市東洋町、太田康夫撮影

 「就職氷河期世代」とされる30代半ばから40代半ばの人を対象にした正規職員の採用試験を実施した兵庫県宝塚市で6日、1日付で採用された4人に、中川智子市長から辞令が手渡された。

「氷河期世代、社会全体で責任を」 4人採用の宝塚市長
4人を代表して、吉川朋(とも)さん(41)が「長期にわたり就職難の時代の困難さを経験してきた。それぞれの経験とこれまで培ってきたものを通し、市民に寄り添う行政マンになれるよう力を尽くしたい」と決意を語った。中川市長は「皆さんの苦労や持てる力を生かして弱い立場の人に寄り添う、そんな仕事を期待しています」と語った。
宝塚市の採用試験には全国から1816人の応募があった。募集枠は3人だったが、上位4人の成績がほぼ同じだったとして、市は採用数を1人増やした。就職氷河期世代を対象にした採用は他の自治体や国にも広がっている。(太田康夫) 

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