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外国の労働・社会関連情報
第66回 世界の労働動向とスペイン語学習
メキシコ、スペイン、チリの労働ニュースに魅かれる 日本ではあまり報じられていませんが、世界では労働をめぐる新たに注目すべき動向が広がっています。その中でも、メキシコの派遣・下請原則禁止、スペインの有期雇用規制など労働法 […] -
外国の労働・社会関連情報
(情報)EUのプラットフォーム労働条件指令関連News・論説(2021.12.11)
・EU(欧州連合)では、各国で増大するプラットフォーム労働をめぐって、その弊害が問題となっています。そして、各国での裁判や労働運動などでの取り組みを反映した世論が高まってきました。その結果、2021年12月9日、欧州委員 […] -
トピックス
第65回 「誤分類(ごぶんるい)」という言葉を広めよう ②― 「雇用によらない働き方」という用語への違和感
「雇用によらない働き方」を推進する日本政府 日本政府は、アメリカ政府と比べて、労働者である人を「個人請負」として扱う、「誤分類」の問題への取り組みという点ではきわめて消極的だと思います。少なくとも、ILOやEUを先 […] -
トピックス
東リ伊丹工場偽装請負事件 大阪高裁で逆転、完全勝利判決(2021.11.17更新)
神戸地裁で理解し難い不当な判決があった東リ伊丹工場偽装請負事件で、2021年11月4日、大阪高裁が、地裁判決を取消、原告の東リへの直接雇用を求める逆転の完全勝利判決を下しました。 まだ、新聞記事も出ていませんが、今後、 […] -
トピックス
第64回 「誤分類(ごぶんるい)」という言葉を広げよう① 世界の動向を学ぶ
「誤分類」という用語が世界に広がる 労働者と同じように働きながら、雇用ではなく、委託や請負で働く労働者が増えています。その地位・権利の不安定さが日本だけでなく、世界でも大きな問題となっています。とくに、Uberなどの […] -
トピックス
ヤマハ英語講師ユニオンの闘いから見えてきたもの
NPO法人働き方ASU-NET 副代表理事 川西 玲子 「名ばかり事業主」から「労働者」に 労働組合を結成してから2年半、長期の団体交渉を積み重ね、2021年7月1日、株式会社ヤマハミュージックジャパンと雇用契約を結ぶ […] -
外国の労働・社会関連情報
〔情報〕誤分類にまつわる迷信(アメリカ連邦政府・労働省ホームページ)
世界では、「誤分類」という言葉が広がっています。 これは、本来、使用者(企業)が、労働法や社会保障法の適用をすることが必要な従業員を労働者でなく、個人請負などの雇用とは異なる契約で労働者との契約を結び、「事業主」として […] -
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第63回 コロナ禍とエッセンシャル・ワーカー保護の課題を考える(2)韓国で「必須労働者保護法」制定
韓国で「必須労働者保護法」制定 2020年1月以降、新型コロナウィルス感染症(Covid-19)が全世界に拡大しましたが、適当な防疫対策がまだ見つからないなかで、各国では人と人の接触機会を最少にするために、外出禁止や都 […] -
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公務の市場化何が問題か――現場でどのような問題が起こっているのか
正規公務員の削減と非正規化は、すでに広く知られるところになってきました。2020年の総務省調査によれば正規公務員の削減は1994年のピーク時から52万人削減され、非正規公務員の実数は112万5743人になりました。全国全 […] -
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大阪大学、非常勤講師を「準委任」でなく直接雇用に 無期転換も可能に(2021.9.18)
大阪大学は、非常勤講師を「雇用」契約ではなく、「準委任」契約を結んで働かせ、労働基準法や労働契約法の適用を回避する「脱法的な労務管理」をする大学として関西圏大学非常勤講師組合をはじめとする労働組合、労働団体、市民団体か […] -
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ETUC_欧州議会議員ら(MEPs)は、プラットフォームによる偽装自営業(false self-employment)を終わらせることに投票(2021.9.16)
EU(欧州連合)では、プラットフォームによる「偽装自営業者(false self-employment)」の搾取や権利保護が大きな問題となって、EUとしての指令を定める議論が高まっています。そして、直近のオランダをはじ […] -
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オランダの裁判所でUberが敗訴。それを受けて欧州労連(ETUC)が声明(2021.9.13)
欧州諸国では、この数年間、プラットフォーム企業を通じて労働を提供する人々が「自営業者(self-employed)」とされ、既存の労働法や社会保障法の適用を受けず、不安定で劣悪な労働条件で働かされることが大きな社会問題 […] -
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第62回 コロナ禍とエッセンシャル・ワーカー保護の課題を考える(1)
1年半を超えた「コロナ」感染拡大 新型コロナ感染症(英語名:Covid-19、コロナウィルスによる感染症。以下、「コロナ」と略称)は、人と人との接触で感染が広がり、2020年はじめから2年も経たない間に、世界では2億人 […] -
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医師の勤務実態把握マニュアル 医師の働き方改革の推進に関する検討会(8/4)
勤務医の過酷な働き方の改善が社会的に大きな問題となっています(「詳しくは、「勤務医労働実態調査 2017」参照)。しかし、政府・厚労省は、医師の就労実態もせず、抜本的な改善なしに医師の増員を避け続けています。2018年の […] -
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「労災保険制度における特別加入制度の対象範囲の拡大 」のパブリックコメント募集(8/6~9/17)
昨年、コロナ禍の中で脆弱性が明らかになったフリーランス。日本政府は、抜本的改善をすることなく、「フリーランス・ガイドライン」を定めました(参照:エッセイ第51回 「死ぬまでギグ・ワークの劣悪環境で働け」ということ?! […] -
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厚生労働省「有期労働契約に関する実態調査」結果発表(2021年7月)
厚生労働省が、昨年から実施していた有期労働契約に関する実態調査の結果を公表したということです。まだ、結果の調査委などは分かりませんが、7月28日、NHK、日経新聞が速報しました。詳細が分かりましたら、その内容と評価をこの […] -
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第61回 「雪のストライキ」とボローニャ市・ライダー基本権憲章 ― 欧州におけるプラットフォーム労働(2)
欧州諸国では、2015年頃から広がって来たプラットフォーム労働をめぐって、それに対抗する動きが大きくなっています。そうした動きに注目して紹介することを目的に、このエッセイで連載を企画しました。そして、「第54回 欧州に […] -
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高プロで長時間労働の実態が明らかに(2021.7.7更新)
2018年の「働き方関連改革法」で、労働側の強い反対を押し切って導入された「高度プロフェッショナル制度」(以下、高プロ)の運用をめぐる厚生労働省調査が発表されました。労働時間規制を外す「高プロ」導入企業は、在社時間と社 […] -
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第60回 ワクチン接種について考える(2)ー 「不可欠業務従事者」を大切にする社会へ
混迷をきわめる無原則なワクチン接種 政府が決めた接種順位(2021年1月) 前回のエッセイ(第59回 ワクチン接種について考える(1)~ 感染症無策と「ワクチン頼み」)を書いてから、日本政府主導のワクチン接種は混迷をき […] -
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働き方ASU-NET 第9回総会のご報告
1 はじめに 2021年6月28日(月)18時半から「働き方ASU-NET第9回総会」を開催しましたのでご報告します。 今回は、新しくなった「アイクルの部屋」とZoomを併用した形での開催となりました。事前に41名の […]